2013年10月29日火曜日

鹿 その2

画像はありませんが植えてから2ヶ月位順調に成長していたのですが
ある日、畑に行ったら植えた30本中、半分の木の若葉が全てなくなっていました。
鹿です。鹿に食べられました。
植えた畑は全てつながっているのですが何故か半分のエリアの15本。
当たり前ですが差がでました。

 8月の画像ですが食べられてない苗が梅雨前大きさ位にしか成長していません。
















これが無事だった苗。
ぐんぐん伸びています。

苗を植えた時、各苗に鹿から守るためにネットで囲みませんでした。
垣根なので、実がなる様になってからもネットで囲むわけにも行かないので
恒久対策のつもりで、上の画像上部に見えるようなネットで畑の周りを囲み地面から約20cmの高さに
有刺鉄線を張りました。
あとでわかったのですが鹿、イノシシに有刺鉄線1本張ったくらいでは焼け石に水だそうです。
(獣の皮膚は固い)
イノシシは目がいいのでイノシシの目線の高さで良いので目隠し(ベニヤでもなんでもいいので
畑の中が見えな様にする)が有効らしいです。
鹿は、一度殺さなくても怖い思いをさせると、ある程度寄ってこないらしいです。

この後、秋まで作業としては2週間に1度の消毒とひたすら草刈り、誘引をしておりました。
消毒に使った薬品はジマンダイセン、パダン、スミチオン、ボルドー液などなど。

2013年10月24日木曜日

植え付け

約一年がかりで、辿り着いた植え付けです。


左の画像が苗。
仮植えしておいたものを掘ったところです。
根を乾かさないようにすぐ水を張ったバケツに入れます。
根が乾いてしまうと、これからの成長にかなり差が出るらしいです。





コレが植えたところ。
穴は3,40cm位の深さで堀り、穴の中心に土を盛って盛り上げます。
この盛り上げたところに苗を置き根を放射状に広げてあげ土をかぶせます。
このあと、水をたっぷりあげます。
この画像に支柱がありませんが、先に支柱を立て
そこに沿わせるように植えてあげた方が支柱を地面に刺して根を傷つけないので良さそうです。




 植えた苗は30本、目指す収量は200kg。
これくらいないとワインにするのに足らないらしい。

2013年10月21日月曜日

鹿

垣根も出来上がり、あとは土を掘り返し終わったら(天地返し)苗を
植え付けるだけのはずでした。
畑は斜面の最上部にあるので車を停める場所から畑を見上げると
見ることができます。

畑を見上げながら登って行くと垣根が気のせいか傾いているような・・・
行ってみると、画像↓の通り


刺激が強すぎるので載せませんが支柱のネットが絡まっている部分に鹿の首が絡まっていて死んでいました。
かなり、暴れたようです。
鹿に植えた苗の若葉が食べられたりと被害は聞いていたのですが、まさか植える前に被害に会うとは・・・
畑に誰も着ていなかったので一人で死んだ鹿に絡まっていたネットを外し後ろ足を紐で縛って
おろしました。その後、他の畑の人が来たので穴を掘って埋めました。
これで、4頭目です。もう、埋めるところがありません。

2013年10月20日日曜日

天地返し

垣根の支柱も立てたので、あとは土を掘り返し空気を入れてあげます。

苦土石灰を巻いて土を掘り返します。
深さは3,40cm位。20年ほど耕作放棄されていたので石もゴロゴロ、土も固そうです。


小石は取り除いていると切りがないので大きめの石だけ取り除きましたが
ゴロゴロと出てくる出てくる・・・。
これで、注文した苗が来たら植え付けです。

2013年10月15日火曜日

支線、支柱の設置

支線(アンカー)も支柱も作って大まかなレイアウトも作ったので
今度は畑に支柱を立てます。




支柱を立てる時に使う道具。画像左がホールディガー。右が細円匙丸T柄というらしい。


掘っている途中。先端を開いた状態で地面に突き刺し口を閉じて土を掘り出していきます。






















50cmの深さに掘ったら支柱が
沈まない様に底へ平らな石を入れ支
柱の周りに小石を入れながら埋めて
いきます。












支線(アンカー)は引っ張られた時の
浮きを防止するため、縦に穴を掘った
後、真横に若干掘り横に掘った部分
にアンカーを入れる。
横に入れてできた隙間には石を入れ
(横ずれ防止)小石を 混ぜながら埋
めていきます。掘った穴の数は30個
2人で2日掛かりました。

これが釣りキャップ。畑の近所の金物屋さんオリジナル商品。














支柱の先端にセットして番線で引っ張ります。(地面から引っ張っている角度は45度を目指しましたが地形によって出来ない部分が殆どで適当な角度になりました)

















支柱の設置は終了です。
これで、あとは苗を植える場所を掘り返し(天地返し)空気を入れてあげるれば苗を植えられます。

支柱作り。

栽培計画にも書いた通り支柱のサイズは

 高さ2000mm。横幅は上段1200mm、中段800mm、下段500mm。

某電力会社が電柱を埋める時、埋設部の長さの規格が全長の
20%と教えて頂いたのでコレを参考にすると
地面に出る部分が2000mmだと埋める分が400mm。
400mmが半端な為、今回は500mmにして
単管を切る長さを2500mmにすると

 2500mm+1200mm+800mm+500mm=50000mm

単管の購入に当たって価格を調べたところ長ければ長いほど1000mm当たりの
単価が安い。¥50の差でも買う本数が多いので結構な額になって来ます。
(悲しいことに管理人はお金がない)

畑の近所のホームセンターで販売している単管は

2000mm @ 850(¥425/m)
3000mm @1250(¥415/m)
5000mm @1850(¥370/m)

他にもこのホームセンターで買ったのには理由があります。
ここは、2tトラックを一時間半無料でレンタルしてくれるのです。
最初、5000mmの単管を軽トラの前後からはみ出した状態で
1本だけ購入し運んだのだが、いつ落ちるかわからない不安で
冷や汗をかきながら運んのですが、レンタルがあるのを知り、
お願いすると荷造りまでしてもらいました。

今回支柱を作るために購入したものは以下。

単管 2000mm  2本(@ 850)
    3000mm  2本(@1250)
    5000mm 12本(@1850)

直行クランプ    45個(@156)
吊キャップ     15個(@350)←コレは近所の金物屋で購入

買って来たばかりの単管
ワイナリーで高速切断機を借りてカット。












































































 切ったものを組み上げました。
横三本の間隔が狭いのは軽トラで運ぶため。

ココまでの資金投入額が約50,000円。
投入金額から言っても、もう後戻りはできなくなりました。

2013年10月10日木曜日

畑のレイアウト

開墾を初めて約半年。やっと畑も
形になったので、次は畑のレイアウト作り。













ココで、支柱、支線の数。支線を支柱同士を引っ張り合わせて
支線の節約や、既存の支線をどのように使用するかを決定。

今回は幅10mの垣根が3箇所に約40mの垣根が1つ。
10mには2本ずつ苗を植えるので合計6本。
40mには計9本植える予定。
ここで、問題が発生。どうも、植える本数からの収量が
200Lに足らないらしい。
ということで、ワイナリーより10mの垣根4本を分けてもらい
苗を合計19~20本植える予定に変更。

2013年10月9日水曜日

支線(アンカー)作り

支柱を立てて固定(4点から引っ張る)するためのアンカー作り。
3点は地面から1点は対面する支柱から引っ張り合わせる。

材料は10番(太さ3.1mm~3.2mm)の『ステンレス番線』。
ステンレスにする理由は葡萄の先生曰く畑の土は酸が強いので
『鈍し線(なましせん)』だとすぐ錆びて駄目になるのが早いとの事。

畑の近所の金物屋さんで買ったところ、間違って10番ではなく12番をよこした。
(10番がどれくらいの太さかわからず買ってきたので先生に見てもらってから
 12番だと判明。ただ伝票は10番となってるので私の注文ミスではななかった)

少し細いが問題は無いだろうとの事でそのまま使用。
(細い方が値段が高いのと、番手が大きくなると線径細くなるらしい)

寸法は 
 埋める側の石などを巻く部分が     500mm
 穴を掘る深さ部分が          1000mm
 地面に出る部分が            400mm
 支柱から連結するための輪の部分が 400mm
 一本の視線を作る長さは合計で   2300mm

予定では18箇所埋める予定なので2300mm×18=42000mm
番線の場合、キロ当たり何メートルという規格があるらしく
(12番だと50kgで1160mらしい。と言うことは1kgで約23m)
余裕を見て3kg購入し予備を含めて22本作成。

地面に出る先端のワッカ。
私がモタモタしてたら見るに見かねて
別の先生が30分ちょっとで22本
作ってくれました。
ワッカを作るのに冶具を使用。
タガネの様になった先端を葡萄畑の
帆柱に打ち込み3本の鍵爪になった部分で
番線を曲げて作ってくれました。
(冶具の画像は無し)










 埋める部分。通常は河原から石を
 拾ってきたりするのだが今回は、
 畑の開墾先輩からコンクリートの
 円柱を貰えたのでこちらを使用。












 




出来上がりがコレです。






栽培計画

品種は甲州。
仕立は垣根。

棚は場所的に無理なのと作るにしても
一人で作るには手間がかかるので垣根に決定。

植え付け間隔は苗の片側2.5mで両側合計5m。
葡萄の先生曰く甲州種は樹勢が強いので植え付け間隔は
広めに取ったほうがいいかもとのこと。
(甲州種の垣根仕立ては、まだ例が少ないらしい)

ワイナリーの垣根(品種はメルローとカベルネソーヴィニヨン)
 高さ1800mm。横幅は上段900mm、 中段600mm、下段300mm
に対し今回は
 高さ2000mm。横幅は上段1200mm、中段800mm、下段500mm
に決定。

先生曰くもっと横幅を広げても良い(垣根の内側に日が当たりやすくなる)との事だったが
5000mmの単管で作るのに、わかりやすい寸法に決定。

*高さが2000mmだが地面に埋める分が500mm
 有るため支柱を切る時は2500mmにすると

2500mm+1200mm+800mm+500mm=50000mm
(某電力会社の電柱を埋める規格が長さに対して20%とワイナリー
 で教えて頂いたので400mm以上に決定)

高さをワイナリーの垣根より少し高くしたのは甲州は樹勢が強いので
少しでも枝と葉を付けさせるため。
ワイナリーの垣根は内側に倒れないように両端の支柱に斜めに補強を
入れているが資金不足のため省略。
内側に倒れた場合は、両端から引っ張る予定。

2013年10月8日火曜日

2011/10/20 開墾その3

開墾開始の梅雨時から紅葉間近。
 ここまで足掛け3ヶ月。 地面の状況が全く わからなかったのだがやっと地面がまともに見える場所が出てきたので撮影。











反対側

しかし撤去しなければならない柴はまだまだあり。

経過としては、梅雨時の地面が湿っていて土が柔らかい時に
ススキを刈り払った後の株を草刈機のチップソーで土ごと刈り払いました。
あとは、ひたすら手作業で柴、伐採した丸太を1輪車に載せ運び出し。
大きい丸太は軽トラでワイナリーに運び焚き付けに。

法面は開墾開始の前の週にワイナリーの社長さんに手伝って頂き
最下段だけは刈り払ったのだが、これまで法面は3~4回位草刈実施。
(雑草が生えてくるのと、いたちごっこ状態)
ただ、草刈の回数を重ねるたびに雑草が生えてくる量はは少なくなったのと同時に、
蚊等の虫も少なくなった。
夏場は昼間暑くて作業は殆ど無理。
ただ、暑さで昼間は蚊も出て来ませんでした。


下界では、葡萄の先生の畑に甲斐路が
 実をたわわにならせていました。

2011/07/01 開墾その2


苗が成長した時に日陰になるであろうクヌギ(?)の木を知り合いに伐採してもらいました。 
この畑は段々畑になっており、その最上段にクヌギがありました。
クヌギがあったため日陰になっていたからか雑草は少ないのですが、過去に刈り払った柴が沢山ありました。


手で集めるのは時間が掛かるので レーキで集めると直ぐにススキと柴の山。
 ただ、刈り払って藪が薄くなったのと地面が 乾いたためか、蚊等の虫が少なく
なったような気が・・・。

 まだ、先は長し。

2011/06/24 開墾開始

まずは、地形がどのようになっているかを確認するために草刈開始。 耕作放棄されてから20年位になるらしい。
画像中心より少し右上のずれた所に作業小屋がススキの間に少しだけ見える。
反対側は奥の方にやはり少しだけワイナリーで栽培している葡萄の垣根が画像中心に少しだけ見える。










刈り払い後、作業小屋が見えるようになった。


反対側も見通せるようになったが、画像左上の木が大きく日陰になるため、要伐採。(わかりづらいかもしれませんが画像左側は葡萄畑です。)


 刈り払って見通しはよくなったが過去に刈り払われた柴等が浮上。
 草刈機の歯はナイロン糸では大きく成長したススキには歯が立たず金属の丸い歯(チップソー)を使用。藪の密度が高く地面も 季節がらもあると思うが湿気が高く蚊その他、虫多し。

事の始まり。

2011年の春先。某ワイナリーの社長と懇意になり
このワイナリーで開墾していない段々畑の最上段を借りて葡萄を作ることに。

本来なら、開拓を始めたと同時にブログも作ればよかったのですが
当方、サラーリーマンでして作業は土日もしくは土or日の一日のみ。
一人でやっているので作業で手がいっぱいの状態。
2年経ちやっと、葡萄の手入れに余裕ができたのでブログに手をつけた次第。

目指すは4年後に収穫するであろう葡萄の醸造。
品種は甲州。